エジプト
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2008年05月06日
豆料理
エジプトでは本当にマメをよく食べます。
干しソラマメを煮込んだ「フール」は、エジプトの朝食の定番で、さまざまな豆料理に変身します。
フールに刻んだたまねぎを混ぜれば「フール・イスカンダラーニ」。
フールにレンズマメをつぶしたものを混ぜると「フールイ・ミダンミス」です。
ただし、今ひとつ、味も素っ気もなく、エジプトでも好き嫌いが別れる料理であることも確かなようです。
ソラマメをつぶして揚げたコロッケ「ターメイヤ」もサンドイッチ屋さんのお馴染みの具材です。
揚げたてを、エジプト風ピタパン「アエーシ」に挟めば栄養満点なランチに!
カイロやアレキサンドリアの町では、昼時、テイクアウトしてターメイヤや、そのサンドイッチを手に歩いている人たちをよく見かけます。
エジプトで人気の豆は、ソラマメだけではありません。
インゲン豆やヒヨコマメ、それにレンズマメなど、実にさまざまです。
レンズマメ、別名ヒラマメ、は、小豆ほどの大きさの小さなマメ。
拡大鏡の凸レンズに形が似ているからこの名前がつけられたといいます。
実はこのマメ、小さな体に豊富な栄養を秘めた、健康食材として知られ、アメリカの健康専門月刊誌「ヘルス」は2006年、キムチや大豆、オリーブ油、ヨーグルトに並んでレンズマメを5大健康食品に選んでいるほどなのです。
レンズマメは、お墨付きの「スーパー食品」。
「エンピツにくっついた消しゴムほどのサイズであるが、さほど見た目は悪くない」と、妙なお褒めの言葉もいただいています。
エジプトではこのレンズマメを使ったスープ、「ジョルバト・アドゥス」がレストランなどの定番の豆料理です。
日本では馴染みの薄い豆ですが、是非、もっと食卓にのぼってほしいものです。
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宗教上のタブー
エジプトはイスラームの国です。
イスラームのモスクの装飾は、イスラーム教徒でなくても非常に興味深い、芸術性の高いものです。
しかしあくまで私たちは観光客であり、地元の人たちの生活を乱すことは避けなくてはなりません。
イスラームの寺院など宗教施設を訪れるときには、肌が露出した服装は避けましょう。
エジプトは非常に暑い国ですが、街中を歩くときも肌の露出は好ましくありません。
実際、現地の人を見ていても、直射日光が肌を直撃するような格好はしていません。
軽く薄いものを羽織っていたほうが・・・たとえば、現地の人が着ているようなガラベーヤは実に当地の気候を知り尽くしたすぐれものです!・・・涼しく感じられます。
また、モスクでは金曜日は礼拝が行われます。
たとえばカイロのブルーモスク「ガーマ・アズラク」では、13:00〜15:00は礼拝の時間なので、観光客は入場を控えたほうがいいでしょう。
イスラームでは原則として飲酒は禁止です。
エジプトは比較的規則が緩やかで、ステラというビールや、オマル・ハイヤームというワインなど、レストランではアルコール類を置いています。
それでも、特にラマダーンの断食のときにはアルコールは飲みませんし、禁止です。
そんなときには、観光客といえどもあまりおおっぴらにお酒をあおるような真似は避けるべきです。
アルコールに限らず、ラマダーンの期間は、日中、食べ物を持って街中をうろつくような真似はやめましょう。
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エジプトの祝日
イスラームの国、エジプトでは、祝日もイスラーム教の行事と強く結びついています。
●イードル・フィトル
ラマダーン(イスラーム暦の第9月で断食月)が終わると、イードル・フィトルと呼ばれるお祭りが行われます。
断食明けのお祭りで、3日間続きます。
普段離れている親戚に会いに行く、といった感じで、特別に何をするというわけではありません。
しかし、血縁を何よりも大切にするエジプト人にとっては大切な行事です。
日本でいうと、お盆やお正月などの帰省に値する感覚でしょう。
●イードル・アドハー
イスラーム暦の第12月は巡礼月です。
イードル・アドハーは、第12月の10日に、巡礼が無事終わったことを神に感謝して、羊やらくだを屠る儀式を行う祭りで、犠牲祭です。
巡礼に行ったものだけでなく、故郷にいる人も羊などの首を切り、みんなで食べます。
貧しい人に配ったりもする祭りです。
この間は長い休みとなり、日本でいうゴールデンウィークのようです。
エジプトはイスラーム教徒が90パーセントを占める国ですが、国民の7パーセントはコプト教の信者です。
コプト教の祭りも、イスラームの祭りと同様に「マリウド」と呼ばれ、エジプト各地にある修道院で行われます。
しかしイスラームの場合と異なり、コプト教の祭典は、聖人の死亡日を記念する祭りです。
宗教的な祭典とは別に、公共の祭典があります。
たとえば、イートル・カウミはそのひとつです。
かなり政治色の強いもので、各県ごとに住民が伝統の民謡や舞踊を披露します。
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バクシーシ
海外を旅行して、チップの扱いに戸惑った経験をお持ちの方も多いのではないかと思います。
ところがエジプトを旅行していると、さらにそれにバクシーシというものまで存在し、頭が痛くなってしまいます。
バクシーシというのは、もともとイスラームの「喜捨」、つまり経済的に余裕のある人が貧しい人にお金または物を与えるのは当然である、という考えから生まれています。
ところがこれが、「あなたは持っているのだから、もっていない私に与えるのが当たり前!」というかのように持たないものが持つものに、当然のようにお金や物をせびる形になってしまっているようです。
バクシーシをめぐっては確かに不快な思いをすることも多々あります!
エジプト人は、もらったバクシーシが少ないと判断すると、自分が馬鹿にされたと考え、怒ることもあります。
一方、あまりに気前よく支払ってしまうと、良いカモを捕まえた!
といわん馬鹿にしつこく・・・時には集団で! 迫ってきます。
日本にはお金で人間関係が左右されることを嫌悪するきらいがありますが、実際、お金が人間関係の潤滑油となり得ることは事実です。
イスラームでは神もこれを積極的に認めているのです。
違和感をもつことも多々ありますが、そこは民族性の違いです。
郷に入ったら郷に従え・・・小額の紙幣は用意しておき当地に規準に妥当な金額を支払うのが、礼儀である気がします。
では実際、どれほどの金額が妥当なのでしょう?
一般の食堂などでは、ウェーターに30〜50pt.くらい、ちょっと高級なレストランなら料金の1割程度をテーブルにさりげなく置いておくとスマートです。
また、トイレでもまず、無料ということはないので、50pt.を渡すのが相場です。
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古代エジプトの王
エジプト観光においては、エジプトの古代史の知識があるかにかで、旅の奥行きがずいぶんと違ってきてしまうように思います。
少なくとも以下の人物については多少でも知識を踏まえたうえで、遺跡観光をするとよいと思います。
●メネス王(B.C.3100〜3000頃)
エジプト史上初めてエジプトを統一し、首都メンフィスを建設されたといわれる伝説の王。
●クフ王(B.C.2550頃)
古代エジプトの古王国時代第4王朝の王。
エジプト観光の目玉のひとつ、世界最大の墓とされる、ギザの第1ピラミッドを建設したことで知られます。
●ツタンカーメン王(トゥトアンクアムン)(在位B.C.1361〜1352)
古代エジプト新王国時代第18王朝の王。
古代エジプトで最も有名な王です。
20世紀に発掘された彼の墓から出土した秘宝は世界中をあっと言わせました。
しかし、実際、歴史的には無名の、青年王(9歳に即位し、18歳で死去)であったために盗掘を逃れたのです。
●ラメセス2世(在位B.C.1304〜1237)
古代エジプト新王国時代第19王朝の王。
モーセが出エネルギーを行ったときの王です。
かなり自己顕示欲の強い王だったようで、エジプトのあちこちの神殿に自分の名前を刻ませていたようです。
権力も壮大で、正妻4人、側室200人以上、王子や王女も200人以上いたようです。
強国ヒッタイトと戦い、世界最古の和平条約を結んだ王です。
●アレクサンドロス大王(在位B.C.332〜323)
ギリシアのマケドニアの王。
長期にわたる遠征によってユーラシア大陸からアフリカ大陸にまたがる大帝国を築き、エジプトも征服して大都市アレキサンドリアを建設しました。
●クレオパトラ7世(在位B.C.51〜30)
プトレマイオス朝最後の女王。
絶世の美女といわれていますが、その真否はともかく、9ヶ国語を操る語学の天才で、会話の巧みさから人を魅了する女性だったといわれています。
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エジプトの鉄道
エジプトでの旅は、時間と懐具合によって自分スタイルに組み立てていくことができます。
多少時間はかかっても格安で!という人は、長距離移動には鉄道やバスを駆使して、近郊や市内の足にはバスや地下鉄など公共交通機関および自分の足をとことん活用しましょう。
一方、費用はかかっても効率よく、身体への負担を抑えてまわりたいという人は、長距離移動は飛行機を、市内はタクシーを利用することをお勧めします。
エジプトの国鉄
国鉄にはいろいろな割引料金制度がありますので、うまく利用すると良いでしょう。
4歳までは無料、4〜10歳までは半額。
同日内での往復切符は25パーセント引き、1ヶ月以内の往復切符は10パーセント引きです。
学生割引30パーセントも嬉しいですね(IDカード提示)。
その他、キトメトリック・シーズンチケットというものがあります。
距離と期間限定の乗り放題の割引チケットです。
利用に際しては、各列車の出発の7日前から予約可能です。
カイロとアレキサンドリアを結ぶエアコン付きの1等、2等は、予約が必須です。
予約のキャンセルは、エアコン車の場合は、出発前の24時間以内なら可能です。
●急行列車(1等、2等があり、ビュッフェ付き。
主要都市に停車)
カイロとアスワンやアスワンダム、またはカイロとデルタ地方、地中海沿いにマルサ・マルトルーフへ向かう路線があります。
エアコン付きの上エジプト線には、寝台列車、食堂車が連結されていることがあります。
●普通列車(2等、3等のみで各駅停車)
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セルビス
タクシーでもなく、路線バスでもないのですが、決まった路線を、一定の乗客が集まった時点で出発するワゴン車です。
セルビスとは、サービスの訛りだそうです。
エジプトには、セルビスに似た交通機関のマイクロバスがあり、こちらは市内の大型バスルートのうちの主要ルートを走ります。
手を挙げて大声で叫べばどこででも停まってくれます。
行き先が同じで、空席があれば乗せてくれますが、満席だと乗車を拒否されてしまいます。
セルビスにもマイクロバスにも、「TAXI」と書いてありますが、両者の違いは、移動距離でしょう。
マイクロバスが市内であるのに対して、セルビスは主に中長距離を受け持ちます。
エジプト国内をすみからすみまで走っていますので、個人旅行の長距離移動には欠かせない存在です。
主要都市間なら24時間運行。
マイナーなルートでも、早朝から21時頃まではカバーしています。
料金は100kmの移動につき2.5£E程度です。
セルビスは途中乗車はできませんが、途中で下車することは可能です。
また、チャーターすることも可能なので、ある程度人数が揃うのなら、遺跡めぐりに1台チャーターしてまわってもらうのもいい考えです。
値段交渉は事前にしておくことが大切です。
セルビスの問題をあげるとすれば、一定の人数が集まらないと出発してくれないことです。
乗客が集まらず、1〜2時間待ちぼうけを食らわされることもざらです。
長距離を移動する場合や夜などは、空いていれば後ろの席がいいでしょう
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エジプトのピタ・パン「エイシ」レシピ
中東一帯でよく見かける、インドのナンに似た、薄いもちっとしたパン。
アラブはこれを「ホブス」と呼びます。
エジプトではエイシと呼ばれています。
カイロでも、アスワンでも・・・羊肉を焼いたドネル・ケバブやオニオン、野菜などを挟んでケバブサンドにしたものをよく売っています。
実に簡単にできるので、是非、挑戦してみてください。
基本をマスターしたら、ニンニクをすりおろして生地に加えたり、いろいろなバリエーションをつけてみてもいいですね。
エイシ
◆材料(1回に焼く適量)
・小麦粉(中力粉)・・・500g
*薄力粉と強力粉を250gずつ混ぜて代用してもOK!
・ドライイースト・・・6g
・砂糖・・・少々
・塩・・・9g(結構、塩味が効いています・・・お好みで調節してください)
・オリーブオイル・・・大さじ2
・コーンミール・・・1カップ
*無い場合は小麦粉で代用。
・水・・・350cc
◆つくり方
1.ボールに小麦粉とコーンミール、砂糖、ドライイースト入れ、さっくりと混ぜ合わせます。
2.1に水とオリーブオイル、塩を入れてこねます。
べとつかなくなるまでしっかりとこね、30分寝かせます。
ボールにぬれ布巾をかけて発酵させます。
生地が膨らんできたら、ガス抜きをします。
3.手ごろな大きさ(1個60g程度)に小分けし、めん棒でそれぞれを丸く平らに伸ばします。
4.打ち粉をした天板に並べ、200度以上の高温で焼きます。
膨らんできたら出来上がり!
*オーブンがない場合は、オーブントースターでも出来ますよ。
ただ焦げやすいので注意してください。
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ロバ、らくだ、馬車
時間と料金といった実用的な面はさておき、「体験」という面で是非、利用してもらいたい、エジプトならではの交通機関に、ロバとらくだがあります。
ギザのピラミッド周辺では、らくだに乗って5分ほどぐる〜と一周して写真を撮ってくれる、というお馴染みの客引きをしています。
だいたい2ドルくらいです。
その他、サッカーラやルクソール西岸でも、らくだ、またはロバに乗ることができます。
一人でも、またふたりで1頭に乗れることもあります。
いずれにしても、相場をよく知っておかないと、とんでもない値段をふっかけられることがあります。
値段交渉は必ず乗る前にすることが大切です。
バクシーシも当然のようにかなり要求されます。
らくだに乗る時には、座っているらくだにまたがって乗るのですが、らくだが歩き出すときにかなりガクンと揺れるので要注意です。
また、降りるときもどうようにかなりの揺れです。
綱を引いてくれるおじさん?は優しそうな人を選びたいものです。
ろばとらくだによる移動に関しては、あくまで体験を重視!
速さでいえば、はっきりいって歩いたほうが早いでしょう。
お尻がすれて赤くなったり、筋肉痛になることも・・・蚤でかゆくなることも・・・すべて体験です!
また、ルクソール東岸には昔ながらの馬車が健在です。
特にエスナやエドフなどであ、フェリー乗り場から神殿までの貴重な足となっていますし、思い出づくりにも一役買ってくれるでしょう。
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水上交通・水上クルーズ
ナイル川は、エジプト人にとっての貴重な水資源であるばかりでなく、エジプト国内における有用な移動手段でもあります。
ルクソール〜アスワン間、アスワンハイダム〜アブ・シンベル間を運航する、ナイル川クルーズ船は非常に有名です。
豪華客船内では、豪勢なディナーとショーが繰り広げられ、沿岸から見ていても夜のナイル川に浮かぶその姿にはうっとりします。
また、フルーカといって、ゆったりと風任せで進む帆掛け舟も是非、乗っていただきたい乗り物です。
フルーカは移動手段というよりも、ゆったりとナイル川をくだり、夕涼みをするといった感じです。
モーター付きのものもありますが、エジプト人のおじいさん・・・時にはかっこいい青年のことも!・・・が、巧みに風を操り、進んでいくモーターなしのタイプをお勧めします。
その他、水上バスがあります。
これはカイロ市内のナイル川流域を移動するもので、実用的な役割を果たします。
船のバスと言った感じでしょうか?
クルーズは、ナイル川だけでなく、ナセル湖でも楽しむことができます。
アスワンハイダム〜ナセル湖間には豪華客船によるクルーズが運航されています。
このあたりには、エジプト人とは少し異なる様相のヌビア人たちの貴重な遺跡も点在しています。
フルーカを操るのも多くはヌビアの人たちです。
朴訥としながらも、陽気な彼らの奏でる楽器、ウードの音を聴きながらのんびりと夕闇を風に揺られるのもいいものですよ。
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